とりいそぎ

2004年9月29日
英語の話はいつになることやら…
政治学の傾向は
語句説明2問程度
論述1問
政治学と国際関係とどちらからも出題

私の知識は、政治ってなんですか?のレベルだった。
三権分立は知っていても
具体的にどう抑制しあっているのかが不明。
つまり以前も書いたが、中学公民程度もできない。

そこで買ってきたのは
「地方上級・国家?種 政治学:国際関係」byクレアール出版。

前年までの問題で、官僚制や政党を尋ねていたから
王道らしい出題がなされるのだろうと
公務員対策本を2度ほど読み、
目次となる語句はざっと説明できるくらいでいざ出陣。

語句説明
1、公共性
2、第三の道

なんじゃそりゃー!
クレアール出版の索引にも出てこない語句だった。
かといって白紙で出すなんて悔しすぎる。
そこで頭をフル回転させる。

公共性?
公共性…公共…公共の福祉!
憲法に出てきた公共の福祉についての説明を書き、
さらに公共性の「性」の説明を付け加える。
説明?
「…を帯びている状態」。
壊滅的。

だが、まだ問題は残っている。

第三の道?
第三の道…第三…第三世界!!
第三世界とは何かを説明し、
さらに第三の道の「道」の説明を付け加える。
説明?
「…に加わる選択すること」。
むしろ白紙で出す方が救われたのではなかろうか。

論述は
グローバル化と国連、だったかな。
国際法の特徴
・統一立法機関の欠如
・国際裁判の限界
・制裁組織の未確立
を挙げて、
これにどこまで国連が関与できるか、
またそれは国際連盟とどう変化したか。
これが限界だった。

国際比較法学科に編入した友人は
政治学・法律ともに
わからない問題はなかった、と。
ちなみに
第三の道ではイギリスのことを書くらしい<彼女談。

こんなにできなくて受かった理由を探すならば
英語と面接なのだろう。

次回はそれで。
余談であるが
R大は錯誤が好きだと思う
問題作成者が好きなだけかもしれないが。
私が受けた編試は「動機の錯誤」を問われ、
入学後の単位認定試験では、表示の錯誤に関する事例問題が出た。
昨年度末の学部試験でも錯誤の事例が出ていたらしい。
さすがに今年度の編試には出ない…と思うが(信用度ゼロですあしからず)。

民法は総則だけに絞って取り組んだ。
もちろん物権も債権も範囲外と明記されているわけではないが
なんせ時間がなかったので。

行為能力は宅建で勉強していたのであっさり流す。

94条2項の類推適用は嫌と言うほど詳しくなっておくべき。
外観法理は商法でも当然のように出てくるので
覚えておいて損はないと思う。

代理は無権代理と表見代理を、
時効は存在理由と除斥期間と中断事由と援用を主に。

要は契約・代理・時効という
誰もが考えられそうな民法のヤマ。
学説と判例はもちろん確認しておく。
あとの範囲は目を通した程度。
ちなみに私はいまだに法人がわかっていない。
よって会社法の先生の言葉が呪文に聞こえる。


こうして3科目の勉強内容を書き並べてみると
まるで私がとても勉強したかのように見えるが
法律科目だけで考えるのなら
憲法20時間、刑法10時間、民法20時間くらいか。

他学部から受験する人だっているのだから
緻密にやる必要はないだろうと思った。

ただ、答案を答案らしく書けることだけは自信を持っていた。
試験は知識量を問うだけではない。
持っている知識をいかに活用するかが重要だと考える。

−−−
次回は
恥をしのんで政治学について書きましょうか。
−−おことわり−−
あくまで半年前の合格体験記ため
足りない部分も多いのですが
それに気付く方はもっと学術的なサイトへどうぞ。
−−−

刑法は私の尊敬する只木誠先生のお言葉を拝借。

「答案の1行目で合格点か判断できます。
 1行目がきちんと書けていたら余程のことがなければ不可にはしません。」

事例問題が出たとき
「Aの罪責を述べよ」という質問に触発されてか
「Aは殺人罪(刑法199条)に該当する」と書き出す人が
ものすごく多いのだとか。

事例問題の1文目に書くべきことは法的論点を挙げることである。
法的論点なんて言い方をするから小難しいのだといつも思う。
単に、問題点と言えばいいのに。
ということで
1文目は何が問題となるのか、と書く。
大抵問題は学説が分かれているところを出すので
それが問題点である。
因果関係とか
不作為犯とか
共同正犯とか…

「本問はAとBに共同正犯が認められるかが問題となる。」

次に指摘した問題点の定義を書く。
そしてそのまま学説・判例に。
「共同正犯とは…のことをいう。」
 
「ここで…をいかに解するか学説に争いがある。
 ?〜説は…により…である(通説・判例)。
 しかし…との批判があり…。
 ?〜説では…。しかし…。
 ここで…を考えるに、〜説では…であるから
 〜説が妥当と解する。」

次に当てはめ。
「本問において、Aは…であるから…。
 また、Bは…であるが、判例が…を…と解していることからも…。
 よってAは…罪(刑法…条)に該当すると解する。」

最後に結論。
「よって、AとBは共同正犯にあたり、Aは…罪に該当すると解する」

1、論点(問題点)指摘
2、学説・判例・自説(自分はどの説を採るか)
3、当てはめ
4、結論

一行問題では
1、定義
2、論点指摘
3、学説・判例・自説
4、結論

これは法律科目ならすべて同じなので
覚えておくと入学後も役に立つ。

さて、私の具体的な勉強内容と言うと
刑法はほとんど時間をかけなかった。
百選と通教の授業で取ったノートを読むくらい。
ノートと言ってもたいしたものではなく、
ありがちな事例問題とその論点の学説その他が書いてある程度。
それを見て、書かれている事例問題10問ほどの答案を考えてみた。
(実際に作ってはいない…そんな時間はなかった試験3日前)
事例問題が解ければ、
その論点となる部分が一行問題で出てきても大丈夫…
という甘い考えに基づく。

刑法に関しては
只木先生の授業を受け、一言一句漏らすまいと聞いていたので
他の科目に比べ前提知識が多かったので
時間をかけずに済んだ。かけられる時間的余裕がなかったとも言う。
とはいえ試験問題の「不作為犯」、
真性不作為犯と不真性不作為犯の区別は何とかなったものの
要件は書き足りない上、
学説も定かではなく、
なんとか覚えていた判例を持ち出して
苦し紛れ(常にこの状態ではあるが)の答案だった。

書きながら何度も思っているが
偉そうに書ける身分ではない…。
R大の試験科目は論文(法律・政治)+英語で
法律科目は憲法・民法・刑法(政治科目に関しては後日記載予定)。
過去3年の傾向は論述が2問。
3問中2問選択であったり、1問が事例問題であったりはしたが
憲法が多い。それも統治ではなく人権の分野が主に出るらしい。
(注:私個人の勝手な解釈です)

そして憲法が苦手な私。
ただし人権に関しては通教時代に一通り勉強していた。
・法人の人権
・外国人の人権
・幸福追求権
・平等の意味
・政教分離の原則
・知る権利
・報道の自由と取材の自由
・検閲と事前抑制
・財産権
・議員定数不均衡問題
・生存権
上記の一行問題が出されたら学説と判例を並べて一通り書けるようにした。
どういう問題があり、どういう判例が出て、それはどういう問題を含むのか。
二重の基準は、理解し使いこなせないと辛い。
どういう理由でどの基準を使うべきか。
または使っている基準が妥当であるか。
それが書ければおそらく合格点だろう。

もし全く憲法を学んだことがなければ
「初めて読む憲法の判例」一橋出版で大まかな話を掴むのもいいかもしれない。
M学のときも一橋出版にはお世話になった(過去日記参照)。
です・ます調なので、たまに気に障るのを除けば、
非常にわかりやすい言葉で事例の概要が書かれているので
軽いし安いしお薦め。
学術的には足りないかもしれないが
シケタイよりずっと役に立つ上、学部試験レベルならこれで通る。
ただし学説がないので(判例がメインだから)優を取るには1冊では厳しい。
有斐閣双書や有斐閣Sシリーズなどの基本書か
伊藤真「試験対策講座」や柴田孝之「S式生講義憲法」などの予備校発解説書を読むべきなのだろう。
私は中大通教の教科書(清水睦著)があったのでそれで。

あとは気まぐれに野中俊彦・江橋崇編著「憲法判例集」をざっと読む。

憲法に関してはこのくらい。
統治は完全に捨てていた。
出たら縁がなかったと思ってあきらめよう。
ちなみに出た問題は「統治行為」。
縁がなかったのか?
ところが3問中2問選択だったので
さっさと捨てた。
捨てる神あれば…


続く

こんな日は

2004年7月29日 その他
こんな日は
過去の日記を整理

こんな日は

2004年7月11日 その他
こんな日は
気になる人に質問と称して話し掛けるために勉強勉強勉強

こんな日は

2004年7月5日 その他
こんな日は
バーゲン戦利品の中から明日の服を考える

こんな日は

2004年5月7日 宅建
「宅建を持っている方はご存知でしょうが…」
商法の授業中、幾度か繰り返されたこのセリフ

宅建業者は民事仲立人ということが
今日ようやくわかった主任者資格保持者

こんな日は
免許取得まで指折り

こんな日は

2004年4月29日
手続き関連がほとんど終わり
ようやく大学生活が始まる気分。

編入生だけの行事も修了。
単位は数で言えば全単位認定された。
というのも
一般教養は、卒業に必要な単位数34単位を一括で免除されている。
専門科目は
(前大学取得単位合計)−(一括免除34単位)=専門認定上限単位
なので
中大で専門科目ばかり取っていた私は
泣く泣く認定をあきらめる科目も。
ただ上限まで認めてもらうことが出来たので一安心。

認定される科目もわかり、履修変更も終わったので
あとは卒業を目指すだけ。

こんな日は
人ごみが嫌いでお金もなくて仕事もないGWをどうするか

M学編入対策

2004年4月2日 編入
編入試験を受けたのは2校。
M学院大法学部消費環境法学科と
R大法学部法学科である。
そのものずばりを書くのは好きではない。
中央通教はよいとしても
R大に合格したのは学部で2人、学科となると1人しかおらず
個人特定もいいとこであるから
ばればれの記載ながら、敢えて伏せさせていただく。
ちなみに法学部消費情報環境法学科があるのはおそらくひとつしかないし
法律学科ではなく法学科となっている大学も少ない。
今更何を隠したいと言うのか(自嘲)。

さて、まずM学院受験直前の話から。
あるとき突然、消費者法がやりたくなった。
ただそれだけの理由でgoogleに「法学部 消費者法」と入力、
出てきたのがM学(だんだん略されていく)だった。
ちなみに代ゼミ模試を基準にすると
一般入試の合格平均偏差値は52だそうである。
ここならなんとかなるかも、と思いHPをくまなく読む。
消費情報環境法学科設立が2002年。
2002年度編入(昼夜含め):志願者1 受験者0 合格者0
2003年度編入(昼夜含め):志願者1 受験者1 合格者0

おーい。
…全く役に立たないデータであった。

気を取り直して、資料を入手。
ここは丁寧に過去問まで一緒に送ってくれる(無料)。
2003年度は消費者法の問題が出ていた
グリーンコンシューマーだとかPL法だとか。
ちなみに小冊子で全学部の過去問が綴じられているため
受験前夜まで2002年度問題も載っていることに気付かなかった。

だんだんこの日記が
私の愚かさを顕にする場所になっている(汗)。

じゃあ消費者法をやればいいんだな、と
ですます調で語りかけてくる一橋出版のブックレットを購入。
入門どころか一般常識にちかい解説がなされている。
これを読むこと5回。
2回はさらっと。3回目は理解しながら。
4回目に条文部分も読み、5回目に確認。
最近の動向を窺うべく
偉大なる人(1日日記参照)から送ってもらった資料
(法律時報の「消費者法の今日的課題」という特集)を読む。
判例百選よりはずっと読みやすくわかりやすいのだが
縦書きなのが難点…どうも私は横書きが好きだ。
はい、消費者法対策おしまい。

次に英語。
編試は英語の合格点に達した場合のみ、論文を採点してもらえると聞く。
8割、大学によっては9割近くを求めるとも。
英語コースと名の付いた高校に通いながら
センター試験でぎりぎり8割の点数だった私である。
おそらく一般入試も英語に足を引っ張られていた。
(バイトで高3生に英語を教えて大学合格させたのが未だに不思議だ)
敗因はわかっている。単語不足・勉強不足。
そこでまず基礎の基礎単語から覚えることにした。
システム英単語という
いつか通った予備校のいつか受けた授業の先生が編集した本である。
最初に出てくる単語は follow 〜に続く
…全くやる気がでない…。
それでもざくざく読み進めていった。
1200くらいまで読んで最初に戻ってたまには後ろから遡ったりして。
8割方覚えたら、単語集よさようなら。

次に速読速聴英単語にとりかかる。もちろんcoreの方。
ここ数年は偏差値の高い大学受験にこれを使う人も多い。
確かに、受験以外の用途にも使えるいい本だと思う。
とりあえず学科名から推測されるテーマの部分を読む。
政治・司法・社会・環境・科学コンピュータ・その他
結構多い(苦笑)。
それでもシステム英単語で覚えた単語やその派生語も出てくるので
新たに覚える単語は少ない。
速読速聴では、80語前後の文章を読み、だいたい訳せるかを確認。
たった80語だが、自分の苦手な部分がわかる。
私の場合、副詞がだめだった。覚えられない。
前後の文脈で推測するという、荒業で乗り切った。
副詞をしっかり覚えていると
逆に、文章を読まなくても展開がわかり、速読が可能となるため
他の人には覚えることをお薦めする。

だいたいこれで1週間〜10日。
英語だけはもう少し以前から
入浴中に単語集を眺めることがあったので
1ヶ月程度だろうか。

ちなみに2004年度編入試験問題は、何度か書いたが
「司法制度改革の内容とその問題点」である。
消費者法さっぱり関係なし。
しかしながら、それ以外勉強していない私は
適当な嘘を書くよりはと
消費者法の内容とその問題点を書き、
無理やり司法制度改革に繋げた。
問題通りの解答部分、3行。

英語はまずまずの出来だったが、既に諦めていた。

翌々日から家族旅行へ。
帰ってきた日に、合格・不合格通知が届くはずだったが
局員が持って帰ってしまったらしい。
再配達をしてもらうと角3の封筒。
慌てて封を開けると払い込み用紙がピラリ。
合格通知であったらしい。
春が来た。そう思った。

こんな日は

2004年4月1日 編入
編入関連でのアクセスが多いらしい。
確かに大学編入は未だに門は狭いし
絶対数が少ないから情報も少ない。
私も色々読み漁ったものだ。
もちろん
編入学対策室などのよいサイトがあるのだが
たまには個人の経験談も読みたい。
そう思って検索すると、これまた結構あるのだが
まとめて言うと「みんなすごい勉強量だ…」である。
今からでも間に合う編入試験、といった内容は
まだ見たことがない。

そこで私は敢えて告白する。
本来恥ずかしくて書きたくもないのだが
私の勉強量は、高校受験前の中3より少ない。
時間にしても少なすぎる。
だから全く期待せずに受験した。
きっとここで人生の運を使い果たしたと思う。

それでも
もしかしたらあの短期決戦の中に
合格する要素がわずかながらあったのかもしれない。
としたら誰かの役に立つ情報もあるかもしれない。

何かの縁で検索してくれた方に
ほんの少しでもプラスになることを祈って
私の勉強内容でも記すことにする。

ここで
自分の某ロースクール受験直前にもかかわらず
私の曖昧な法律知識を一から訂正・補強してくれた偉大な人物がいたことも
重ねて書いておく。
彼の存在無しに法律科目は勉強できなかった。
よって私が偉そうに書けるのは英語だけである(w。

と、ここまで書いて今夜は力尽きたため
頭の冴えているであろう明日に続きを書くことにしよう。

こんな日は
おやしらず やすまらず いたみだす

こんな日は

2004年3月17日 編入
大掃除中
法学部消費情報環境法学科入学書類を見つけた。
(漢字多いな)
そもそもこれを手に入れられるとも思っていなかったのに
今となっては単なるゴミである。

その代わり
読んで読んで読んで覚えた消費者法のブックレットは
今後使うことがないにしても捨てられない。
これがあったから合格して、
合格したから次へと進めた。

編入試験対策は
ひたすら消費者法と英語だけに取り組んだのに、
出題は「司法制度改革について」。
少し悲しかった。

今ではかなり忘れかけているが
ざっと目を通せば思い出せるだろう。
覚えたことも
焦りも期待も全部。

こんな日は
本棚のピッチを変える

こんな日は

2004年3月14日 宅建
予想を裏切らず、
ただひたすら睡魔と闘う2日間だった。

主任者にしかできない業務に
土地建物の「売買契約書(案)」を作成し、
関係者の前で読み上げて確認するというものがある。

講師曰く
「一度は練習した方がいいですね。
 普段使わない漢字が出てきて詰まったりすると恰好悪いですよ」。

しかし彼はテキストの項目である?を
「アラビア数字の“さん”をご覧下さい」と。

残代金・付帯設備・瑕疵担保・責に帰す
毀損・遅滞・疑義・消除・公租公課・当該…

このあたりでつっかえるのと
ローマ数字をアラビア数字と思い込んでいるのと

どっちが恥ずかしい?

こんな日は
携帯電話紛失で大慌て(居場所はわかったものでもう安心)

こんな日は

2004年3月12日 宅建
明日・明後日と宅建の講習を受ける。
これは宅建主任者になるには2年の実務が必要だが
講習を受ければ2年分としてやろう的なものである。
2日座っているだけで
2年分の実務になるわけがないのだが、
ビデオを見て通信学習もした上でスクーリング・試験を受ける
(とされている)ので
真剣に取り組めばそれなりの学習にはなるのだろうが。
ビデオは設定その他つっこみどころが満載だったが
隣で見ていた母は興味津々であった。
少なくとも宅建の勉強をするよりは
実務の話を聞くほうがおもしろい。
ちなみに修了率は97%である。
3%は仕事その他でスクーリングを欠席した人や
通信でのレポートを提出しなかった人だけだろう。
つまり
45000円払えば2年分になるのかもしれない。
世の中ってそんなもん?

こんな日は
慌てて予習

こんな日は

2004年2月28日 その他
こんな日は
思い描く今後の生活

こんな日は

2004年2月26日 編入
合格していた
掲示を見た帰り道から
妙に不安になってきて
たぶんこれは書類が届くまで続くだろう
あんなに見たはずなのに

こんな日は
修得済み単位数を何度も確認

こんな日は

2004年2月21日 編入
世の中には不思議なことが存在するもので
なんと一次試験に合格していた。
そんなにみんな書けなかったのかしら。

ちなみに今日は、
昨日の手ごたえからまさかありえないだろうと思い、
歯医者へ行くくらいの適当な恰好で
さらに言えば
ほとんどの人が確認し、いなくなっているであろう発表30分後に
こっそり見に行ったのだが(本当にやる気ない)
番号があったので(実は控え室で写真照合されるまで結果を疑っていた)
大慌てで着替えて化粧をして
志望理由と自分の長所を練り上げた(短所など練らずとも言える)。
さらにストッキングが伝線(こやつは急いでいるときを狙っていると思う)し
急いでコンビニへ行く。
もちろん店員はスーツ姿の私に「このままでよろしいですか?」
(どうせ替えなんて持ってきていませんよ)
むしろさっきまで履いていた靴下の跡が残るふくらはぎをどうしよう(w。

さて面接は

それなりに押しが強いであろう志望理由の一つ
○○先生がいらっしゃるのでと言ったとたん
面接官2人が目配せし合い
「実はこの春から法科大学院へ行くんですよ」
(…きっつー)

「将来はどうするつもりですか?」
(環境法をメインにやりたいという人間に無茶な質問だ)

「通信大学では憲法や法学、政治関連も単位を取っていませんね?」
(嫌いなんだよね。曖昧な概念や政治関連)

「最後に他の人との競争の中でぜひ自分を合格にするべきだというアピールを」
(あの、どのくらい喋っていいんですか?w)

どうでもよいが
名前を言って椅子に座った途端にメモを取るのはやめてほしい。
就活並に細かい入室作法まで採点範囲なのか!?とドキドキ。

酷く疲れた数時間だった。

髪の毛1本分の奇跡を願ってスーツを持っていった。
母親の「案外わからないわよ」の一言で助かった。
危うく土曜の昼下がりに丸井か東武か西武で慌ててスーツを購入し
「着て帰ります!」と言う羽目になっていた。
…これもいいネタにはなるが財布にはだいぶ厳しい。

世の中には不思議なことが存在するものだ。

大学の定員が足りていないことを祈る。
定員オーバーになると補助金の関係から
「該当者なし」とのたまうに決まっている。
成績が悪くて不合格なら諦めはつくが
これでは救われない。
昨日は諦めていたのに、今日は期待してしまっている。

こんな日は
ひそかに断っていたビールを飲み干す。

こんな日は

2004年2月20日 編入
編入試験を受けてきた

すでに行く気満々の他大学が決まっている強みで
たいして勉強もせず
かといって諦めきれず受験したようなもの

ヤマがことごとく外れた
(編入試験でさえヤマをかけてしまう奴です)

法律科目は定義や要件が曖昧にしか書けなかった
政治科目は用語説明を求められ仕方なく創作した

大人しく
純粋に志望した大学へ通います
さようなら憧れの煉瓦造り…

こんな日は

2004年2月12日 その他
某公判を傍聴した。
とあるサークルにおける準強姦その他の刑事裁判である。
ここで私は被告人のプライバシーを
どこまで守るべきなのか悩む。
すでにマスコミによって
名前も顔も家族の職業まで晒されているし、
いまさらと思うのだ。
しかし私は少なくとも法律を学ぶ者で
将来法律に携わる仕事をしたいと考えている。
権利は尊重せねばならない。
例え被害者に権利がなくても。
否。
本当は加害者の人権などどうでもよい。
権利は義務を果たしてこそ主張できるものではないか。

被告人の弁護人による被告人質問だった。
事実関係の確認をしながら
(調書や共犯者の証言を否定させるものが多い)
これでもかこれでもかと
反省の意を表明させる。
「輪姦は女性の権利を侵害するとてもとても卑劣で
 許されるべきではない行為だとわかりますね?」
「はい。深く反省しております。」
白々しい。

いつだかアメリカの小説で弁護士が言った科白がよぎる。
「弁護士は正義とは何かをもっともよく知っている。
 なぜならもっとも正義から遠い職業だからだ。」

弁護士になりたかった日。
検察官に憧れた日。
法曹を忌み嫌った日。
そしてまだ、諦めきれないものがある。

こんな日は
残った難解な自己流速記メモ

1 2

 
椿

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